文章を書くのが苦手だと思ってる人に実践してほしいこと

noteに書いて、周りから色々感想をいただいた記事をこちらにも記載します!
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私は元々書く事が好きではありました。今はクリエイティブ業界で、記事やシナリオなどの文章を何らかの形で書き、それに対して対価を頂く仕事をしていますが、そもそも、文章を書かない仕事なんて存在しないと思います。
皆さん、企画書、メール、報告書、など仕事の時間の殆どは何らかの文章を書いているのではないでしょうか。
近年はSNSが発達しているので、接客業の方も、文章を書く機会が増えてきました。
それぐらい、文章を書くということは、仕事に結びついているのです。
「私、文章が苦手です。どうすれば上手になりますか?」とたまに質問をいただく事があるのですが、私は難しい文章を書くわけでもなく、昔の文豪のように、すごい表現ができるわけではありません。

ただ、私は下記の2点で先輩のライターさんに褒めて頂いたことがあります。

① 書くスピードが速い
② 読みやすい文章を書く

この2つの要素は、色々な方に言っていただけます。長くなるので、今回は①をメインにお話していきます。

書くスピードが速いとは?
私はnoteをはじめてまだ1週間ですが、12本の記事を作成しました。短いものであれば15分以内、それ以外のものであれば30分程度。一つだけ時間がかかったのがこの記事ですが

リップモンスターがここまでバズった理由をリップの歴史から冷静に考えてみた|あいこ|note
はじめに リップモンスターとは、今、売れに売れており、お目にかかるのが天文学的に難しい(私調べ)と言われているKATEか
note.com

かなり長くなったこと、そして調べながら書いたこと、この2つの要素が絡み、時間がかかってしまいました。

私は仕事や趣味で、シナリオを書いていますが、執筆の最高記録は1日に70ページです。
現在は、基礎から学びなおそうと表参道のシナリオセンターに通っており、そこでは毎週10Pのシナリオの宿題がでるのですが、1~2時間で書き上げています。

これらは別に、私が特別な何かを持っているわけではなく、書く手順の問題だと思います。

「文章が苦手だと思い込んでいる人」が陥りやすいこと
私は教育業界に7年ほどいました。学校法人で教務の仕事をしており、学生に何らかの文章を書いてもらう機会が多くありました。就職の志望動機であったり、進学の志望理由であったり、授業のレポートであったり。そこで、必ず出てきた言葉は「書くのが苦手だから書けない」「何を書いていいのかわからない」
これは、文章が苦手だと言っている方々持つ代表的な悩みで、その気持ちはわかります。
では、本当に書けないんでしょうか?
友達に手紙を書く、LINEを送る、メールをする。そんな時「私、文章苦手だから」とは言わないと思います。また、スピーチをするときに何か話せと言われたら、緊張して何も話せなくなるけど、友達と会話しろ、と言われて緊張して話せない人は、少ないと思います。
つまり、人は意識をすると書けなくなったり話せなくなったりするけど、あまり意識をしなければ文章は書けるし、会話もできるのです。それが、どんな内容のものであっても。

何も考えないことが大切
つまり、あまり深く考えずに文章を書く事が大切だったりします。
「いや、考えないと書けないよ」と言われるかもしれませんが、そもそも何も考えない人はいません。人は、常に何かを考えています。何も考えない方が難しいし、それは無の境地です。「深く考えない」ということが大切なのです。

例として履歴書の志望理由の書き方を紹介します。
志望理由は、自分が何故その会社に入りたいのかを書くものです。
好きな理由をただ並べる人が多いのですが、それは深く考えないとできません。調べることもたくさん出てきます。(もちろん、会社の事を調べる行為は必要ですが…)
そして、何より一番問題なのは、それだと相手に伝わらないのです。

人は生きているうちに様々な出来事があります。例えば、何かがあって、それがきっかけで何かを考えて、自分が風に成長して…
些細な事でも、生きていれば日常生活で何かに遭遇します。
その時に得た知識、経験は自分だけのものであり、それを相手に伝えることは説得力があります。

一例を挙げます。
何故編集者になろうと思ったのですか?という質問に対して、
1「御社の本は、人々の心に届き、特に小学生に人気です。また、御社の経営理念の〇〇に私は感銘を受け、このような会社で働きたいと思いました。年に〇冊児童書を出しており、業界シェアが1位であることも魅力の一つです」

2「私が小学生のときに、お母さんが本をたくさん買ってくれました。私はその本がだいすきでした。〇〇社(行きたい会社)〇〇や●●の本です。わたしもいつか、本を作る人になりたいと思いました。このシリーズは好きで、クリスマスや誕生日に毎年買ってもらっていました。毎日読んで、表紙がちぎれたものもあります。本を毎日読んでいたので国語の成績があがりました。わたしは本を出す人になって、この気持ちをもっとたくさんの人に届けたいと思いました。こどもたちが国語を好きになり、人に何かを伝えたい、とおもってもらいたいです」

どちらが伝わりますか?

自分がやりたい事、興味があることに関しては、絶対に何らかのエピソードは出てきます。
友達に「なんで編集者になりたいと思ったの?」と聞かれたときに答える感じでいいと思います。ガチガチに緊張して話すのではなく、語り掛けるイメージです。
まず、書きあげることが一番です。何も考えずに、とりあえず書きあげます。

推敲=書く事
何らかの文章が完成しました。これを会社の上司に出したり、自分の行きたい会社に出すと、怒られますよね。私の文章もそうです。初めに出来あがったものは、人に見せることができません。ダラダラと脳内から出てきた信号を文字化しているだけのもの。
実は、書く作業はここからが本番なのです。
推敲という言葉は、私は国語の時間に習いました。

推敲とは、 文章の表現を自ら吟味し、修正し、より洗練された表現へ直しを加えること。

要するに、修正作業ですよね。
先輩のライターさんに「推敲は書く作業」と教えて頂いたことがあり、その通りだと思います。どんなにすごいライターさんや作家さんでも1発で世に出せる文章を書いていないと思います。(いや、いらっしゃるかもしれませんが、少ないとは思います)
初めに羅列した完成した文章を、まずは見直します。「私、難しいことはわからない」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなに難しくはありません。

ポイントは、違和感がないか。

・助詞がおかしくないか
助詞「て、に、お、は」がおかしい場合は、絶対に違和感を感じます。
・文末が同じものが続いてないか。
「ます」「ます」がずっと続いていたら、間の何かを体言止め(名詞でおわる)過去形にかえる「ました」など、バリエーションを変えます。これで、リズムが良くなります。リズムについては長くなるので、またどこかでお話をします。また、文末以外にも単語が同じものが続いていたら違う表現に変えたりもします。

・一文が長くないか。
長すぎると「悪文」と言われる読みにくい文章になるので、長いものは分割します。
むだな接続詞が多く、かなり削ります。

・誤字脱字がないか
これは、当たり前ですが、それ以外も正式な文章なので「お母さん→母」に修正するなどそのようなところを見ていきます。話す言葉(口語)から文語(書く言葉)に修正します。WEBの辞書にも載っているし、全てが文語ではなくてもいいと思います。私はブログでは全てを文語にしていません。固くなるのが嫌だからです。

一度さらっと見て、気になる箇所修正します。

そして再度見ます。1度目よりかなり見やすくなっていると思います。
推敲では文章がかなり削られます。初めはとにかくダラダラ書いてもいいから思っていることを書いていいです。

それを2~3度繰り返すと、ある程度違和感がなくなります。

自分の言いたい事が伝えられ、かつ見やすい文章が完成します。

まとめ
今回は、最小限の事しか話しておらず、もちろん推敲で見るべきポイントをあげればきりがありませんが、これができていれば、上司に出したり先生に見せたりしてもある程度の評価を頂けると思います。
大切なことは「自分の想いを人に語り掛けるように書く」「まずは完成させる」「推敲をする」
この3つです。推敲をすることで、文のレベルが上がるのです。

この書き方をすると、スピードがかなり上がります。
「いやいや、推敲で書き直すとか、時間の無駄」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、書きだすまでにうんうん考えて、「書けない」と何日も悩んでいる人たちを見てきたので、「まずは深く考えずに書く」ということを意識してほしいです。

文章はわかりやすく、思っていることをまず伝えることが一番大切だと思います。

ちなみに、今回もかなり長くなったのですが、初稿はここまでの時間30分であげています。
文章については、私が経験してきたことをこれからもUPしていきますので、また見て頂ければ嬉しいです。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます。


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あいこ
福岡出身、東京在住のクリエイティブディレクター アラフォー、スキンケア命。 地方創生の仕事をしています! 温泉、旅行、小説、たべること、美容大好きです。 シナリオライター少ししてます。 小説も書きます。 美容記事をメインに、自分の回りにおきたことを少し面白く書いていきたいです。
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わたしのこと

はじめまして!
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東京に住んでいます。クリエイティブディレクターという、聞こえはかっこいいと言われますが、企画、編集、ライティング、何でもする仕事をしています。書く事がとにかく好きで、小説や脚本も書いています。紙の編集者出身なので、動画やWEBはまだまだ勉強中です!

私は2年前の30代の後半まで福岡に住んでいました。山があり、海があり、自然が豊かな福岡の小さな町に生まれました。小さなころはそんな田舎が少し嫌だったけど、その場所が私の原点です。

ちなみに、今はアラフォーです。年齢に負けないよう美容に関しては頑張って色々試しています。とにかくスキンケアを大切にしています

好きなものはたくさんありますが、美容が好きです。コスメマニアで、たくさんあつめています。旅行も好きで、実際の仕事も、旅行関係の記事を作ることが多いです。本が好きで、推理小説をよく読みます。食べることも大好きです!

10年以上、シナリオを描いていて、舞台のシナリオを書いたり、コンクールで最終選考に残ったりしたことがあります。小説も少し書きます。ミステリーが多いです。

不定期更新になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします✨